コスト削減と品質を両立できる、信頼のベトナムオフショア開発企業TOP10をご紹介します。
特集コンテンツ
ベトナムオフショア開発会社トップ10
【ベトナムオフショア】日本法人を選ぶべき理由
日本法人を持つベトナムオフショア企業に依頼する際のメリット・デメリットを分かりやすく解説します。
21 Jan 2025
Admin
共有
Table of Contents
NTQからの情報を受け取る
Eメールアドレス *
Δ
数年来、Webアプリケーション開発においてJavaScriptは確固たる地位を守り続けています。VBScriptやDartなどの他の言語が登場した時期もありましたが、広く普及するにはいたっていません。Javascriptの問題を部分的に解決するために生まれたTypescriptも完全ではないですし、本質はJavascriptです。
しかし、JavaScriptは強力な言語であるものの、欠点もあります。たとえば、コールバック関数、非同期処理、Promise等の一部のややこしい処理が多少ではあるもののプログラミング自体の難易度を上げており、メンテナンスやバグ修正に費用がかかります。また、Javascriptと人気のあるバックエンド開発言語に大きな違いがあるため、バックエンドエンジニアがフルスタックエンジニアを目指す場合には障害になります。
Webアプリケーション開発において、JavaScriptよりも良い選択肢がないかという長年の問いに対して、Microsoftが2018年にBlazorという答えを出しました。
Blazor = Browser + Razor
Blazorは、Microsoftの.NETプラットフォームの一部で、C#を使ってWebクライアントを開発するためのMicrosoftの無料のオープンソースフレームワークです。
プログラマーは、C#を.NETエコシステムで利用可能なプログラミングツールと組み合わせることで、Javascriptを使わずにWebアプリケーションのクライアント側をすばやく簡単に作成できます。
React、Vue、Angularに代表されるようにフロントエンドに使われるフレームワークは数多く存在します。長所、短所を含め、それぞれのフレームワークが語られる際には違いに注目されますが、すべてに共通する点が1つあります。それは、開発者がJavaScriptの使用に習熟している必要があるということです。そして、JavaScriptは速度や保守性に課題が残っています。
そのような背景の中、Blazorは、JavaScript一強の時代を終わらせ、開発プロセスを簡素化するためのMicrosoftの試みとして生まれました。オープンソースで無料で使用できるBlazorを使えば、JavaScriptの代わりにC#、HTML、CSS、Razorを使用して、Webアプリケーションをより簡単に迅速に作成することができます。C#は、一般にJavaScriptよりも習得しやすい言語と見なされており、開発速度の点でも明らかな利点があります。
もちろん、現時点ではJavascriptの影響を否定することはできません。人気があること、膨大なサポートライブラリがあることから、Javascriptとそのフレームワークを使用してWebアプリケーションを開発することを優先する企業は以前として多いです。
ここからは、Web開発の標準的な段階を分析しながら、Blazorの意義を考えます。
Web開発には、多くの場合、フロントエンドとバックエンド、またはクライアント側とサーバー側の開発が必要なことは一般に知られています。
フロントエンドは、Webサイトまたはアプリケーションのグラフィカルユーザーインターフェイスの作成に関係します。フロントエンドの開発では、React、Vue、Angularなどのフレームワークを使用できる言語としてJavaScript、HTML、CSSなどのさまざまな言語を使用します。
一方、バックエンドは、データベース、API統合、サーバーとの通信など、ユーザーが認識しないすべての部分に関係します。バックエンドの開発では、開発者はJava、Ruby、Python、PHP、C#など他の言語を使用する必要があります。
つまり、フロントエンドとバックエンドを分けて考えているため、開発者は2セットの言語を学習する必要があります。また、加えてフロントエンドとバックエンドがどのように相互に作用しているかを理解する必要があります。そのため、Web開発の開発者が両側の役割を担う場合、プレッシャーも強く、疲弊していきやすくなります。
この前提を理解したうえで考えると、Blazorには以下のようなメリットがあるといえます。
■エンジニアの観点:開発に参加するまでの時間の短縮
Blazorでは、2セットの言語を学ぶ必要がなく、C#、HTML、CSS、Razorテンプレートのみを使用してクライアントとサーバーの両方を開発できます。これらはすべて.NETの基本的な機能であり、JavaScriptの複雑さに比べるとはるかに単純です。
■雇用主の観点:エンジニア調達コストの削減
フロントエンドとバックエンドでエンジニアを別々に雇う必要がなくなります。Blazorはフロントエンドとバックエンドで別の言語を学ぶ必要がないため、JavaScriptを使った開発のような2セットの言語を覚える必要がないため、開発者を簡単かつ迅速にフルスタック開発者にすることができます。
■PMの観点:リソースの調整の容易化
プロジェクトマネージャーの大きな課題であるリソース不足の解消の観点でもメリットがあります。例えば、在籍するバックエンドエンジニアをフロントエンドエンジニアとして活用することができ、作業効率の最適化が容易になります。
Blazorは2つのホスティングモデルで動作します。
■Blazor WebAssembly
Blazorを使用すると、フロントエンドのロジックとUIを、C#、HTML、CSSを介してブラウザで直接実行できます。WebAssemblyはOpenWeb Standardsに基づいているため、追加のプラグインをインストールする必要はありません。 ブラウザの.NET runtimeの機能を使用すると、オフライン操作とUIへの直接変更が可能になります。
動作を保証するために、System.dllのような.NET Coreの使い慣れたライブラリを含む、Blazor WebAssemblyで使用する必要のある全てのライブラリがブラウザにダウンロードされます。C#で記述したすべてのコンポーネントもクラスライブラリに変換され、ブラウザにダウンロードされます。これにより、サーバーに関係なく、コンポーネントは完全にクライアント上で実行されるようになります。
Blazor WebAssemblyが、デスクトッププログラムファイルと同じようないくつかの静的ファイルの寄せ集めであり、ブラウザで実行されるように感じられます。
Blazor WebAssemblyには次のメリットがあります。
・クライアントのダウンロード後、.NETサーバーに依存しません。
・クライアントリソースを活用します。
・サーバーの負荷を軽減し、より多くのクライアントにサービスを提供できます。
・CDNから展開するようにサーバーなしで展開することが可能です。
一方、Blazor WebAssemblyには下記のようなデメリットもあります。
・性能はブラウザの機能とクライアントのパフォーマンスに依存します。
・クライアントデバイスに対して、より高度な要求があります。
・ダウンロードサイズが大きく、初回の読み込み速度が遅いです。
Blazorは、メッセージングフレームワークであるSignalIRとのリアルタイム接続を確立します。 これにより、アプリケーションはクライアント側のUIへの変更をサーバーに伝えることができ、サーバーは変更前後の違いを記録します。違いに気づいたサーバーは、それらを返し、DOMへの変更を更新します。
言い換えると、Blazor Serverは、サーバーで生成されたUIがクライアントにリアルタイムで送信され、クライアントはサーバーによって提供された変更のみを適用します。
ここで注意が必要なことは、Blazor Serverは新しいページを再度生成することはなく、Javascriptが使われるフレームワークと同じようにDOMで必要な変更を計算し、これらの変更をカプセル化してブラウザに送り返すだけであることです。SPA(シングルページアプリケーション)と同様、ページはリロードされません。
ネットワークを介したインタラクティブなプロセスを実行するために、Blazor Serverはblazor.server.jsファイルをブラウザにアップロードします。このファイルは、クライアントとサーバーのつながりを確立、維持し、たとえばネットワークが停止した際にアプリケーションの状態を復元する役割を果たします。
このモデルでは、Blazor Serverは、処理パフォーマンス、サポートツール、.NET Standardライブラリ等、.NET Coreで実行するすべてのメリットを継承します。したがって、Blazor Serverはブラウザの制限を受けません。同時に、Blazor Serverはブラウザにコードを公開しません。ブラウザが取得するのは、事前に計算されたDOMの更新のみです。
Blazor Serverには次の利点があります。
・ブラウザにダウンロードするファイルの容量が非常に小さいため、アプリケーションのブラウザへのダウンロードがより高速です。
・このアプリケーションは、サーバーのケイパビリティと.NET Coreの機能を活用できます。
・Blazor Server上では古いマシン、モバイルデバイス、古いブラウザ等のパフォーマンスが低いデバイスもより適切に機能します。
・アプリケーションのコード全体はクライアントに提供されません。
一方、下記のようなデメリットもあります。
・高速で安定したネットワーク接続が必要です。
・オフラインでの操作をサポートしていません。
・多くのユーザーに同時にサービスを提供する場合、サーバーに対する要件が高くなります。
・Asp.net Coreサーバーを使用してサービスを提供することが必要です。
Blazorは、プラグインやトランスパイルなしで共通の標準に基づいて構築されます。Blazorは、モバイルを含むすべての最新ブラウザで動作します。
Blazorアプリは、広く普及している.NET APIの標準である.NETStandardによって、既存の.NETライブラリを使用できます。 .NET標準では、サーバー、ブラウザを含め、.NETコードを使用するあらゆる場所で同じコードとライブラリを使用できます。
C#を使用して、JavaScriptのライブラリとAPIを簡単に呼び出すことができます。そのため、必要に応じて、クライアント側ですでに使用可能な巨大なJavaScriptライブラリのエコシステムを継続して使用できます。
開発者に人気があるVisual StudioとVisual Studio Codeが使用できます。Windows、Linux、macOSのいずれのサーバーでもBlazorは開発可能です。
Telerik、DevExpress、Syncfusion、Radzen、Infragistics、GrapeCity、jQWidgets等のトップベンダーが提供するUIコンポーネントを使用して、生産性を高めることができます。また、Blazorコミュニティが有する多数のオープンソースUIコンポーネントを使用できます。
Blazorは、3,700社を超える企業による強力なコミュニティを持つオープンソースの.NETプラットフォームの一部です。 商用利用を含め、一切の手数料はかかりません。
Blazorやその他のMicrosoft関連の開発におけるNTQの長年の経験より、以下のようなプロジェクトはBlazorでの開発に適していると考えています。
・最新のUIコンポーネントを使用するSPAやMVCアプリを作成する必要があるプロジェクト。
・ユーザーフレンドリーで柔軟なインターフェイスを備えたCRMシステムを作成する必要があるプロジェクト。
・ブラウザとモバイルデバイスの両方で使用できるWebサイトの開発が必要なプロジェクト。
・短納期であったり、関与者が多いプロジェクト(シンプルなBlazorを使うことでプロセスがスムーズになる)。
Web開発は非常に幅広く多様であるため、一口にBlazorの未来を予測することはできません。Blazorはまだ若いフレームワークであるものの、クライアント側とサーバー側の両側で簡単に使うことができるという柔軟性があります。そのため、特に企業内の開発プロジェクトの中で迅速かつ確実にWeb開発を進めようとしている開発者に適したツールです。 また、BlazorはIT業界をリードするMicrosoftの.NETツールであり、彼らからの包括的なサポートを確実に得ることができます。
企業にとっては、Blazorを使用することで、人員やそれによって左右される予算の検討が楽になります。まず、Blazorを使用するプロジェクトは、フロントエンドエンジニアとバックエンドエンジニアを別々に要求しないため、関与するスタッフを最少化できます。また、 Blazorはシンプルで習得しやすく、開発者がプロジェクトの開発を開始する前の準備時間を削減することができます。
Microsoftの認定資格を有する強力な開発者が複数人在籍する開発チームにて、Blazorや.NETに関連するソリューションを検討するすべてのお客様に無料で相談会を実施しております。 お気軽にNTQまでご連絡ください。
お問い合わせページ
また、NTQでは社内エンジニアによる技術に特化した情報を配信しています。あわせて、ご覧ください。
【NTQ Engineer Insight】生産性と品質を上げるクリーンコードとその浸透のさせ方
【NTQ Engineer Insight】.NETアップグレードアシスタントで、Windows上のデスクトップア
プリを.NET6にマイグレート
【NTQ Engineer Insight】Microsoft365&Azureクラウド
「2025年の崖」や深刻なIT人材不足を背景に、レガシーシステムの刷新は企業にとって待ったなしの状況です。課題解決の切り札としてAIが注目を集めていますが、実際の開発現場では「出力されたコードの品質担保」が導入の大きな壁となっています。「AIを使えば速くなる、しかし品質が不安」。こうしたマイグレーション案件特有の課題を打破するため、来る7月24日(金)、有楽町にて無料セミナー&交流会を開催する運びとなりました。
By Admin , 22 Jun 2026
【2026年最新版】日本企業に最も選ばれるベトナムオフショア開発の今を解説!最新の白書をもとに、現地エンジニアの「年齢・スキルレベルの変化」「AIやモダンアプリなどの人気技術」「国内と比較した最新の給与・コストメリット」の3つの動向を分かりやすくまとめました。
By Admin , 18 Jun 2026
株式会社NTQジャパンは、2026年6月17日(水)に無料オンラインセミナー『AI駆動開発 × マイグレーション実践論 〜速度と品質を両立する新しい進め方〜』を開催いたします。 「2025年の崖」問題が迫り、年間最大12兆円の経済損失リスクが懸念される昨今。多くの企業がシステムのモダナイゼーションやクラウド移行を急いでいますが、実際の移行現場では深刻な課題が浮き彫りになっています。 本ウェビナーの背景と概要 「設計書がない」「当時の開発者が退職し、残っているのはブラックボックス化したコードだけ」——。 このような過酷な状況下において、「AIを使えば移行が速くなる」という期待が高まっています。しかし、AIの出力をそのまま信じて本番適用できるほど、エンタープライズのマイグレーションは容易ではありません。 本ウェビナーでは、AIを単なる「コードを書くツール」として捉えるのではなく、数万行におよぶ複雑なコードを瞬時に読み解く「理解コスト削減の武器」として活用する、新たなアプローチについて解説します。 速度と品質を両立する新手法『Smart Rewrite』の具体的な進め方を、実例を交えて大公開いたします。 【ウェビナー プログラム内容】 課題の共有:従来手法の限界と、AIがもたらす「常識を覆す変化」とは 技術アプローチ:ハルシネーションを回避し、機械的検証で品質を担保する新手法 実践と展開:形だけの変換(Jabol)を防ぎ、PoCから本番へスケールさせる軌跡 【こんな方に特におすすめです】 「2025年の崖」やIT人材不足に危機感を抱くDX推進担当者様 既存のマイグレーション手法(工数とコスト)に限界を感じているPM・開発責任者様 AIによる形だけの言語変換(Jabol)を防ぎ、真のモダナイゼーションを実現したいエンジニアの方 【過去の受講者の声】 本ウェビナーの内容は、今年4月に開催された「Japan IT Week 春 2026」のセミナーでも発表し、受講者の皆様から大変高い評価をいただいた内容です。 「AI関連のセミナーの中で、最も実用的で面白い内容でした。」—— SIer様 「業務として本格的にプログラミングを行う立場ではありませんが、設計書がなく、管理者も不在となってしまったVBA・Excelプログラムの保守にも活用できそうだと感じました。」—— 製造・メーカー企業様 「非常に満足度の高い内容でした。」—— ソフトウェアベンダー・SI/情報サービス企業様 【開催概要】 ウェビナー名: AI駆動開発 × マイグレーション実践論 〜速度と品質を両立する新しい進め方〜 日時: 2026年6月17日(水)12:10 〜 12:50 開催形式: オンライン(Zoom) 参加費: 無料 登壇者: 石川 明(株式会社NTQコンサルティングジャパン 代表取締役) ▶ 無料お申し込みはこちら 【お問い合わせ先】 株式会社NTQジャパン Email:[email protected]…
By Admin , 29 May 2026
2026年5月開催の Japan IT Week 春 2026 にて、NTQコンサルティングジャパン 代表・石川 による「AI駆動開発×マイグレーション実践論」セミナーを開催。AI駆動開発によるシステムモダナイゼーションやレガシーシステム移行の実践的アプローチについて解説し、126名が参加した注目セミナーのレポートをお届けします。
By Admin , 18 May 2026