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IBM i/AS400物流管理システムをJava・AWSへ刷新

本プロジェクトでは、全国400拠点を展開する大手総合物流企業の倉庫・配送・受発注・料金業務を支える物流管理システムを、IBM i/AS400からJava・AWSのマイクロサービス基盤へ刷新しました。プロジェクト規模は200~300人月で、システムを6つのコアドメインに分割して再構築しました。

プロジェクト概要

対象システム 物流管理システム
対象業務 倉庫・配送・受発注・料金業務
対象拠点 全国400拠点
プロジェクト規模 200~300人月
再構築単位 6コアドメイン

現行システムの問題

現行システムでは、COBOL、RPG、CL、Shift-JIS、DB2 for i、IBM iを使用していました。5年間で取扱量が2.3倍に増加したことで、システム容量が逼迫していました。

・5年間で取扱量が2.3倍に増加し、システム容量が逼迫
・夜間バッチの長期化と、EDI連携に数カ月を要する状況
・紙中心の運用とデータレイクの未整備

移行先システム構成

Backend/Platform Java 17、Spring Boot 3、JPA、AWS EKS
Architecture 6コアドメイン、Kafka(MSK)、マイクロサービス
Data Platform Aurora、DynamoDB、S3+Athena
DevOps Jenkins、GitLab CI、Prometheus/Grafana

NTQの担当範囲・進め方

01.6コアドメインへの分割

ドメイン駆動で業務境界を明確化し、システムを6つのコアドメインに分割しました。各ドメインをSpring Boot 3とAWS EKSで再構築し、サービスの独立性と拡張性を強化しました。

02.Kafkaによるイベント駆動連携

Kafka(MSK)による非同期・疎結合連携とAPI化を行い、リアルタイム連携を実現しました。これにより、システム負荷を平準化し、EDI接続を迅速化しました。

03.用途別データ多層化

Aurora、DynamoDB、S3+Athenaを用途別に配置し、参照・分析・履歴データを分離しました。これにより、データコストを最適化しました。

04.OR-Toolsによる配車最適化

OR-Toolsの最適化アルゴリズムを導入し、再配車計算と進捗管理を効率化しました。その結果、再配車計算にかかる時間を10分の1に短縮しました。

導入効果

01.可用性・拡張性の向上

サービスの独立性を高め、取扱量の増加に柔軟に対応できるシステムを実現しました。

02.リアルタイム連携の実現

夜間バッチの負荷を平準化し、EDI接続のリードタイムを短縮しました。

03.データ活用基盤の確立

データレイクを整備し、AI/BIによるデータ活用を促進しました。

04.配車・進捗管理の効率化

再配車計算を高速化し、配車・進捗を可視化しました。