【NTQ Engineer Insight】Microsoft365&Azureクラウド
近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が叫ばれています。特に新型コロナウイルス感染症が流行してからは、DXはビジネスにおいて重要な戦略になりました。
この強力なテックトレンドの中、Amazonのような新興勢力であれ、IBMのようなトラディショナルな勢力であれ、多くのテックジャイアントもこうした流れから逃れることはできず、デジタル領域における新興の強いニーズと社会の急速な変化に適応するために、自身のアップグレードと再構築を余儀なくされています。
Microsoftもその中の一社で、ここ数年の経営結果でその成果を示しました。
Microsoft365&AzureクラウドはDXに柔軟に対応するうえで不可欠なインフラになっている
MicrosoftはクラウドサービスAzureやコラボレーションソフト、オフィス生産性を支えるMicrosoft 365、アプリ開発を加速するローコードのPower Platform等、組織DX推進インフラを得意としています。これらMicrosoft製品は以下のような観点で現在、インフラとして、特にあらゆる組織がDXに柔軟かつ迅速に対応するには不可欠なものとなっています。
以前は、新製品やサービスを試すために多額の投資をして設備を購入し、多くの時間をかけて設置していました。あいまいな状況下で大規模な損益計算を行ったにも関わらず短期間で事業が頓挫し、ハードウェア投資が無駄になることも起きえます。現在、Azureクラウドを採用することで設定時間は数時間ですみ、利用料も使用時間に応じたものとなります。要するにAzureの登場でハードウェアを起因とする無駄な投資が少なくてすむようになりました。
以前は、様々なテレワーク用のサービスを統合して使う必要がありました。現在は、クラウドコンピューティングプラットフォームで統合されたMicrosoft 365があり、サーバーの投資や管理、複雑なアップグレード等をしなくて済みますMicrosoftのSaaSは企業のユーザー数に合わせてコストが計算され、指数関数的な企業成長にも柔軟に対応できます。
DXの過程においては組織が開発し、使用するアプリケーションの多様化が進みます。そのため、ゼロから開発すれば、実装するための人材が不足し、MicrosoftのPower Platformのようなローコードプラットフォームが求められるようになります。Power Platform は様々な企業が導入しており、コンサルティング会社も高い評価をしており、現在ではOutsystemsなどのトップブランドに追いついています。
現在、Microsoftの製品はSaaSのようなクラウドコンピューティングを志向し、セキュリティや可用性の強化、情報セキュリティ面に関するリスクと損失の削減を狙っています。これらのインフラはISOやSOC、 FedRAMP、HITRUST、MTCS、IRAP、ENSなどの世界的なセキュリティ標準に準拠しています。
システム移行の過程では、企業の安定性を確保するためにレガシー系インフラが一時的に残ります。クラウド移行は増加していますが、オンプレミスで整備された情報の移行は問題に直面しやすいです。しかし、Express Routeはオンプレミスとクラウドの間を高速に接続できるようにし、レガシーアプリとクラウドの新アプリの統合はより容易になり、インフラを複数組み合わせたい企業やスムーズにクラウドへの移行を進めたい企業の要件に対応することができます。
Microsoft製品は市場からも高い評価を受けている
Microsoftは使いやすさ、再構築の容易さといった従来の強みから、多くの組織に利用され、コンサルティングファームからも高い評価を得ています。
ユーザーからの評価という観点では、皆さんがご存じの通りのデスクトップインフラとしての普及度から火を見るよりも明らかだと思います。
Windows OSやMS Officeツールを仕事で見ない日はほとんどないでしょう。
この市場への普及度は、Microsoftがアプリを使用するにユーザーの動作を徹底的に調査、分析し、アプリ機能の設計を最適化していることに起因しています。
コンサルティングファームからの評価という観点では、Gartner、 Accentureなどの 技術コンサルティング会社から、オフィス、クラウド、ローコード技術市場セグメントのトップ3の評価を得ています。
NTQはMicrosoft製品を扱った事例も多い
直近の案件として、日本国内大手企業向けにAzureCloudやTeams、Exchange、SharePoint、OneDrive等のOffice365ソリューションを展開する日本トップ3に入るシステムインテグレーター様をご支援しました。
Office 365をビジネスプロセスに統合するためのアプリケーションを使うことで、ドキュメントの管理、メンバーの組織への参加の自動承認、デジタル環境を反映した事業状況に基づく組織変更が容易になります。また、Cloud SignやBoxとの統合を自動的に行えるため、ITチームの時間短縮も実現できます。
本プロジェクトで使用した技術は下記のとおりです。
ライブラリーと言語:
C# with .Net MVC, .Net Core, SharePoint Online SDK, Cloud Sign APIs, Box System APIs, Microsoft Graph APIs, Azure Resource Manager APIs.
PowerShell with Powershell SDK for SharePoint (PnP), Exchange, Teams, Azure, Azure AD.
TypeScript (Jquery, Bootstrap).
Code Quality: Clean Code, SOLID.
Azureクラウド: Function with c#, Logic Apps, Automation with powershell, Cosmos DB, Storage (Queue, Tables, Storage, Blob Storage), Azure AD, Application Insight.
パワープラットフォーム: Power apps and Power Automate.
ツール開発: Azure DevOps, Visual Studio 2019.
また、NTQは、Microsoft Dynamic 365等のアプリケーションをカスタマイズすることでMicrosoftソリューションの開発だけではなく、Power Platformのようなプラットフォーム上のアプリケーションの開発、Microsoft Azure Cloud上で.NET FrameworkとC#を使用したゼロからのアプリケーション開発等、多くの実績を持っています。
NTQはMicrosoft 365、Azure、Power Platform等のMicrosoftソリューションを大手企業に展開してきた経験と、これらの製品に関する認定資格などを含む数多くの高度なMicrosoft技術認定を取得した経験豊富なスタッフを擁しています。
DXプロセスに役に立つソリューションをスムーズに導入するにあたって、ご相談いただけることもあるかと思いますので、お気軽にご連絡ください。
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